教えるのって難しいですよね。
成り行きで教えたら新人と距離ができてしまった人もいるのではないでしょうか?
新人ときちんと良好な関係を築くと結果的に自分の仕事が減るので、自分のためにも大切です。
私が新人の時にOJTして頂いた先輩は教え方がうまく、優しかったので仕事がしやすかった経験があります。
質問もしやすく、聞きやすく、仕事の方向性もしっかりと教えてくれました。
そのため、仕事のやり直しなど無駄な仕事は極力無く、仕事がスムーズに進められました。
先輩からは進め方が効率的で結果的に仕事が早く終わるから助かると褒めて頂いたことを覚えています。
しかしチーム移動した後は先輩の愛想も教え方もあまりうまくなく、嫌な気分になることも多くなりました。
その結果、1枚の壁ができ、正直言うと関わりたくない気分になりました。
そのチームが元々残業が多く、効率的に仕事をすすめる人が少なかったのもありますが
結果的に仕事の進みは遅くなり、残業が多くなりました。
そんな私も新人時代が終わって先輩となり、新人を教える立場になった時に2人の先輩の違いは何だろう?と考えました。
その時考えたことを実践し、教えられた後輩から評価されたことがいくつかあります。
この記事では新人と距離ができる原因と私の経験から学んだ新人の教え方を4つ紹介します!
4つの方法を実践できれば新人からの信頼は厚くなること間違いありません。
新人と距離ができる原因
新人と距離ができる原因は新人に優しくないからです。
理不尽に厳しくされたら誰だろうと嫌われます。
しかし優しく接してきた人を嫌う人はまずいません。
私もそうですが基本的に打たれ弱い人がとても多いです。
稀に怒られたから辞める人がいるほど。
しかしそんな人でも普通の人ですし、優しく接すれば辞めません。
昔は厳しいと言われていた自動車教習所で今人気なのはとにかく褒めてくれる教習所だそうです。
これは少子化で経営が厳しい教習所が生き残るために教習生のニーズを汲み取った結果です。
これは普通の会社でも同じことが言えます。
会社は学校ではないですが、教えるにあたって今のニーズは優しく教えてもらうことであり、厳しくというのは時代遅れなのです。
繰り返しますが新人と距離ができる人は接し方が優しくないからです。
もしも厳しく教えることが良いことと思っている人は考えを改めることをおすすめします。
1,失敗を怒らない、責めない!
新入社員がどんな失敗をしようと怒らず、そして責めないでください。
経験浅い新入社員は失敗するのが当たり前です。
それを責めたら失敗に対しての恐怖心が深く根付き、それがいくつも重なったら次第に仕事をするのが嫌になります。
まずは失敗したことに対して問題ないことを伝えるために「大丈夫」と言ってあげてください。
そして次に「早めにこの失敗を経験できて良かったじゃん」、「次に同じミスをしないようにメモしておこう!」などこの失敗を次に繋げるように促しましょう。
もし同じミスをしたらこの時も問題ないことを伝えるために「大丈夫」とまず言ってあげましょう。
そしてなぜ同じミスをしたのか一緒に考えてあげたり、同じミスをしないためにどうすればいいかアドバイスしてあげましょう。
本人の意識に問題がある場合もありますが、失敗するということは教え方が悪いというのもあります。
そのため失敗に真摯に向き合い、無くしていく姿勢が大切です。
2,同じことを聞かれても教える
人は1度教えられただけで覚えられるほど頭がよくありません。
私が大学生時代に初めてアルバイトをした時に先輩から「みんな忙しいんだから1度言ったことは覚えて!同じことを聞かないで!」なんて言われたことがあります。
その結果、わからないことがあっても聞けないのでなんとなくで進めてミスを連発しました。
そんなこんなで結果的にミスをした時間の方が聞いた時間の何倍も多くなりました。
もし何度でも聞いていい雰囲気ならばミスを未然防止できたかもしれません。
そちらの方が無駄な仕事は減るし先輩にとっても私にとってもWinーWinだったのですが先輩はわかっていなかったようです。
2回までは普通で、もし3回も4回も同じことを聞いてきてなおかつメモなどをしていないようならば、メモをした方がいい、付箋に書いといたほうがいいなどアドバイスをすると効果があるでしょう。
3,とにかく褒める!
どんなに小さなことでも褒めてあげましょう!
褒められて嫌な人はいません。
褒められた人はやる気がでる、モチベーションが上がる、仕事に良い印象を持つなどいいこと尽くし!
結果的に仕事のミスが減ったり、生産性向上に繋がったり教える側にとっても仕事が減っていいことがあります。
ではなぜ褒められるとやる気が出たりモチベーションが上がるのでしょうか?
それは少しでも自分が前進していると実感できるからです!
人に認めてもらうと嬉しい、目標達成すると嬉しいと感じるのも自分が前進していると実感できているからです。
そのためどんな些細なことでも褒められたというステップがとても重要なのです。
「覚えるの早いね!俺は2倍はかかったよ!」
「前わからないって言ってたやつできるようになったな!」
「仕事終わらすの早いね!」
こんな些細なことでも大丈夫なのでいい所を見つけたら褒めてあげましょう!
4,ありがとうを伝える
新人に何か仕事を頼んだ時に仕事が終わったら「ありがとう」と感謝の言葉を伝えましょう。
誰でも人に感謝されると嬉しいものです。
「ありがとう」の一言が欲しいので仕事をしている人もいるほどですから感謝の力は凄まじいものがあります。
想像してみても任された仕事を終わらせるたびに「ありがとう」と言われる場合と何にも言われないのとでは全然違いますよね?
「ありがとう、今回はいつもよりきつい仕事だったけどよくできたな」
「ありがとう!早い仕事で助かるわ!」
「今回の出来もいい感じだね、ありがとう」
毎回こんな感じに感謝の言葉に褒められたらめちゃめちゃ嬉しくないですか?
上の「」例に挙げたように感謝の言葉プラス褒めるを行うとなお効果的です!!
仮に改善点があっても感謝の言葉の後に言えば、ただダメだしされるよりもいい気持ちになりますよね。
感謝の言葉があるだけでも3項と似たような効果があり、新人のやる気向上、モチベーションアップに繋がり、仕事を進める上で良いこと尽くしになるわけです。
教え方を教えてくれない会社も悪い
この記事を見ている方で既に教え方を失敗してしまった人やどうやって教えていくか悩んでいる人がいると思います。
通常、人を教えるというのはとても難しいもので、教え方1つでその人の仕事が変わるくらい重要なことなのです。
しかし専門的な組織でもない限り教え方などの講習は無く、基本的に先輩から教えてもらったように指導を行います。
その先輩の教え方が最悪だともうお手上げですし、間違っていてもそれが正のように勘違いしてしまうのです。
もしも教えるという行為に関して会社が重要視していれば講習などもあり、失敗することや悩むことも少なくなると思います。
なので必ずしも教え方が悪いからダメだ!というわけではなく、会社側が悪いという側面もあるのです。
なので今回紹介した4つの方法を実践して頂き、新人から厚い信頼を得て頂けたらと思います!
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