睡眠時間を削るショートスリーパーは大損!睡眠時間を削ることで発生する多くの弊害

睡眠時間を削るショートスリーパーは大損!睡眠時間を削ることで発生する多くの弊害

いきなりですが睡眠時間ってどう思いますか?

8時間睡眠だとしたら1日の1/3なので
「睡眠時間はできる限り削った方がいい…」
と思われる方も結構いらっしゃいます。

私は以前、「1日の内最も無駄だと思う時間はなんですか?」というネットアンケートを実施したことがあります。
その中でも多かったのが睡眠時間だったのです!!
このアンケート結果でもわかる通り、多くの人は
「睡眠時間が無駄だから短くした方がいい!!」
と考えているようです。

えぇ私も以前はそう思っていました。
「8時間とか無駄だから3時間にしてショートスリーパーになった方がいいじゃん!」
とショートスリーパー推奨派でした。

そのためショートスリーパーの端くれとして1日5時間睡眠以下で毎日を過ごしていたこともありました。
その時は「あーなんか前より疲れるな…」と感じたのでその時点でショートスリパー生活に終止符を打ちました。

しかし最近になって時間が欲しくなり、何か削れる時間が無いかと探したときに浮かんだのが「睡眠時間」でした。
以前の私ならば「睡眠時間削ってショートスリーパー生活をやろう!」と意気込んでいたと思いますが、
「睡眠時間って本当に削っていいものなの?」という疑問が湧き、睡眠研究の本を参考に勉強するようになりました。

睡眠に関する勉強をした結果、私が至った結論は「睡眠時間を削ると多くの弊害が発生する!」というものでした。
以前の私も含めて睡眠時間を軽視する人って非常に多いと感じます。

しかし睡眠時間を軽視するとどれだけ多くの弊害が発生するのかといったことを中心に睡眠時間の大切さ紹介したいと思います!


そもそも睡眠って何のためにあるの?

そもそも睡眠って何のためにあるのでしょうか??
結論から言うと睡眠というのは「身体の臓器、脳の機能を最適化」するために行う行為なのです!

現在でこそ人は人間生活を確立させて、好きなように社会を構築していますがそもそも弱肉強食の野生に生きていました。

野生生活の中で睡眠を行うと
・食事ができない
・子孫を増やせない
・子どもの世話ができない
・無防備で襲われるリスクが高い
という高いデメリットがあります。

そんな高いデメリットがあっても習慣として残ったのは睡眠を行わないと「身体の臓器、脳の機能が最適化されない」からなんです。
つまり睡眠をしないと臓器も脳も正しく機能しなくなり、死に至るわけです。
だからどの生物にも高いデメリットがある睡眠という習慣があるのです。

 

睡眠時間を削ると起こる弊害

「睡眠時間が無いと死ぬのはわかった、でも寝ればいいんでしょ?」
そういうわけではありません。
1時間や3時間程度の睡眠で臓器、脳機能が最適化されるほど人間の身体は素晴らしくないんです。
人間の身体は7~8時間睡眠を想定して構築されています。

そのため、どの年代でも7~8時間睡眠をしないと万全の睡眠とは言えないのです

では睡眠時間が6時間以内だとどのような弊害があるのでしょうか?

睡眠研究で発見されている弊害(睡眠時間6時間未満の場合)
〇寿命関係
・免疫機能低下
・ガンリスク睡眠時間8時間時の2倍
・アルツハイマー病、脳卒中、心血管病などの病気リスク増加
・生活習慣病リスク増加
〇パフォーマンス関係
・認知力低下
・記憶力低下
・集中力低下
〇身体コントロール関係
・感情コントロール難化
・精神病になりやすくなる
・食欲増加
・代謝低下

色々列挙しましたが大きく分けた「寿命関係」「パフォーマンス関係」「身体のコントロール関係」という3つの弊害があります。

特に顕著なのが睡眠不足による精神病(うつ、不安、自殺傾向)の増加です。
近年非常に睡眠時間が減少したアメリカ、イギリス、日本、韓国、ヨーロッパ諸国などの先進国ではうつなどの精神病が大変増えています。
睡眠不足の低下と精神病増加割合が完全にマッチしているため、偶然というわけではないでしょう。

 

睡眠不足によって寿命が縮まる

先進国の死因の上位は肥満、認知症、心臓病、糖尿病、脳卒中、ガンなどの病気ですが、驚くことに全てにおいて睡眠不足が関係しているのです。
「全てにおいて睡眠不足が関係しているってほんとなの…?」
「睡眠不足で寿命が縮まるなんてほんとなの…?」
と半信半疑になるのは当然かもしれません。

睡眠不足での死亡というとまず思い浮かぶのが昭和の大漫画家です。
水木しげるさん(93歳没)が書いた睡眠の漫画があります。
そこでは石ノ森章太郎さん(60歳没、心不全)、手塚治虫さん(60歳没、胃ガン)が睡眠不足であることを自慢している様子が書かれています。

その他にも昭和有名漫画家の藤子・F・不二雄(62歳没、肝不全)も短命です。
有名漫画家の多くが休み無く徹夜上等の睡眠時間を削って仕事をしてきた方々です。
そのような方々の多くは早々に病気にかかり亡くなっているのです。

それは睡眠不足によって「不健康な心臓」「不健康な臓器」が出来上がり、さらに免疫が低下し、そのまま病気になってしまったからです。

あまり細かい数字を言ってもしょうがないですが睡眠時間6時間未満の人が睡眠時間8時間の人と比べて増加する病気リスクは以下となります。
・冠状動脈性疾患の発症リスク45%アップ
・心停止経験リスク400~500%アップ
・生涯での心臓発作、脳卒中発生リスク200%アップ
・最高血圧上昇
・冠状動脈の硬化リスク200~300%アップ

私もそうですが若いと「こんな病気なんて身近に感じられない」と思います。

しかし生活習慣病はどうでしょうか?
糖尿病や肥満などの生活習慣病は若者でもなりうる病気であり、10代で糖尿病になる人もいるほどです。

生活習慣病の原因は「食べ過ぎ」と「カロリーの過剰摂取」ですが、まさに睡眠不足によって促進されるのです。

睡眠不足によって空腹ホルモンが大量分泌されて「食欲増加」臓器機能低下による「代謝低下」が引き起こされるのです。

さらに睡眠不足だと暴食を抑える脳の働きが低下し、「ジャンクなもの」を食べる傾向になります。
そのため、睡眠不足(6時間未満)の人は睡眠が十分な人に比べて糖尿病や肥満などの生活習慣病にかかってる人が多いのです。

もし体重を減らしたい、食欲を抑えたいと思っているならば睡眠を十分にとることをおすすめします!


睡眠不足によるパフォーマンス低下

睡眠不足だと集中力が続かなかったり、記憶力が低下したりしませんか?
明らかに徹夜などをして眠すぎる状態だったら「あーもう眠い…集中できない…」となりますよね。
これは完全に自覚しているパフォーマンス低下です。

中には「俺は5時間も寝れば平気だから!」と言ってショートスリーパーを自負している人がいます。
そのような睡眠時間の少ない人を集めて脳の認知機能をテストした所、
健全な睡眠時間の人が持っている認知力に達している人がいなかったという結果がアメリカの研究で出ています。

つまりこのテスト結果からもわかる通り、ショートスリーパーを自負している人は「自分は平気!」と思っていても睡眠時間が少ない状態に慣れてしまっているだけで「自分は5時間も寝れば平気だ」と勘違いしているのです。

もちろん睡眠時間が少ない状態に慣れていてもパフォーマンスは低下しているので、知らず知らずの内に損をしているだけなんですね

中には本当に体質的に5時間で大丈夫な人もいますが、ほんっっっとに極極僅かなのでまずいないでしょう。

もう1つ睡眠不足による集中力低下の例を挙げると交通事故があります。

集中力が低下すると居眠り運転やわき見運転など危険運転をして、交通事故に繋がります。

睡眠不足によって集中力が低下すると言いましたが睡眠時間別に交通事故リスクはどれほどあるのでしょうか。

交通事故の調査結果より睡眠時間が8時間の人と比べて睡眠時間4時間以下の人の事故リスクは11.5倍、4~5時間で4.3倍、5~6時間で1.9倍、6~7時間で1.3倍と睡眠時間が低下するごとに増加しています。
ちなみに睡眠時間4時間以下の人の事故リスクは飲酒運転と同レベルです。
つまり睡眠不足は飲酒と同レベルの行為であり、軽視していいものではないのです。

さらに睡眠不足は記憶力を低下させます。
睡眠と記憶の関係は非常に密接です。
記憶の仕組みは海馬(例えたらUSB)と呼ばれる所に一旦記憶され、睡眠によって整理されたのちに長期間保存できる脳の皮質(例えたらHDD)に移動します。

海馬はUSBなので内容量に限りがあり、満パン状態になるとそれ以上記憶ができなくなります。
海馬に余裕を持たせるためには睡眠でHDDである皮質に記憶を移動するしかないので、睡眠不足だと海馬が満パンまたは寸前の状態が続き、記憶がほとんどできなくなります。

よって睡眠不足だと集中力などが低下し、さらに記憶力も低下し、知らず知らずのうちに最悪なパフォーマンス状態となっているのです。

世界的成功者は成功のパフォーマンスのために睡眠の大切さを理解しています。

その証拠にアップルのティムクック、アマゾンのジェフベゾス、ツイッターのジャックドーシー、マイクロソフトのビルゲイツは必ず7~8時間睡眠をしているそうです。
さらにグーグル、マイクロソフト、ヤフーなどの世界的IT企業では睡眠がパフォーマンスに繋がることを理解しているのでいつでも社員が睡眠をとれる仮眠室を設けています。

現在では日本の楽天やベンチャー企業でも睡眠の大切さが浸透し、仮眠室の設置や仮眠時間を設けるなどの動きが進んでいます。

これらの実証を見てもわかる通り、高パフォーマンス、高効率を実現するためには睡眠が必要不可欠であり、軽視していいものではないのです。

 

睡眠不足による身体コントロール難化

生活習慣病の話で睡眠不足によって食欲増加と代謝低下を挙げた通り、睡眠不足によって身体コントロールが難しくなります。

言えばこれらは内部抑制の話ですがコントロールできなくなると面倒なのが感情です。

睡眠不足になると感情コントロールが難しくなってイライラしたり、気分が落ち込み精神病になりやすくなります。

寝不足の時ってイライラしませんか?
普段では何にも思わないようなことでもちょっとしたことで「なんであいつはあんなこともできないんだよ…」みたいにイラっとしたり
「話し声がうるさいな…」とちょっとしたことを気にしたりします。

はたまた不安が増強し、ちょっと注意されただけで「なんて俺はダメなんだ…」と落ち込んだり、仕事がひっ迫して帰宅時間が毎日遅いと「疲れた、死にたい…」と思いつめたりします。

これは睡眠不足になると理性が確保できなくなり、感情が暴走し、「ポジティブとネガティブを激しく行ったり来たり」することが原因です。

感情が行ったり来たりするだけで疲労は溜まりますし、それが続くと嫌になって、最悪自殺してしまう人もいます。

日本は自殺者が多いことで有名ですがこれは睡眠不足が少ないことが影響していると考えられています。
労働時間が長すぎるために睡眠時間が削られ、毎日毎日睡眠不足になって仕事と感情でのストレスが溜まりに溜まり、自殺に至ってしまうのです。

私も前の会社に勤めているときに不眠症になって毎日睡眠不足になったことがありますが、毎日ネガティブ思想で実際には実行しませんがふと死にたいなんて思ったことも何回かありました。

長時間労働は日本で蔓延していますが本当に良くない習慣です…
日本のお偉いさんは睡眠時間を軽視しすぎているのです。


まとめ

睡眠時間少ないと

・寿命が縮まる

・集中力などのパフォーマンスが低下する

・身体コントロールが難しくなる

といった症状が発生します。

・自称ショートスリーパーは少ない睡眠時間に慣れているだけ

・ショートスリーパーは無意識のうちに低睡眠時間の弊害が出ているので損している

・どの年代でも万全の睡眠時間は7~8時間

・世界の成功者達は睡眠時間の大切さを知っていて7~8時間睡眠をしている

そのため睡眠時間を軽視せずにきちんと睡眠をとりましょう。

 

参考文献:睡眠は最強の解決策である(マシューウォーカー 著、桜田直美 訳、SB Creative [2018])

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