知らなきゃ損!!退職したらもらえる失業保険、再就職手当の解説!

退職

こんにちはなおです!

今回は離職して一定期間を空けようと思っている人向けに失業保険について説明したいと思います。

失業保険って給付されるためにたくさん条件があったり流れがあるんです。
「もらえると思っていたら実はもらえなかった!!」
「こんな面倒だとは思わなかった!!」
と後悔しないためにもきちんと知っておく必要があるのです!

私もつい先日入社2年目で退職したので失業保険の申し込みに行ってきました。
実際に計算してみると
「こんなもらえるんだ!」
と結構驚きました!

退職を検討している人、退職した人にとって失業保険は大事な収入源です。

「知らなかった」
と後悔しないためにも失業保険のことを理解していきましょう!

 

失業保険とは

そもそも失業保険とは何か?という話ですが
失業した人が「安定した生活を送りつつ、1日も早く再就職できるようにする」という目的で給付される給付金です。

「退職したけどお金が無くてアルバイトをしながらじゃないと就活できない」
「クビにされたけど突然のことで生活ができない」

なんてならないためにある制度なんですね。

しかしそもそも給付条件に合っているの?
給付金額はどれくらいなの?
給付前に就職したらどうなるの?

などなど様々な疑問が出てくると思います。
この記事ではそんな疑問を持っている人にも「わかった!」とさせるために順々に解説をしていきたいと思います。

失業保険の詳しい給付条件

失業保険は誰でも給付されるか?と言われるとそうではありません。
下記に記載する第一条件に該当している、そして第二条件に該当しない人が給付対象となります!
ちなみに第一条件の被保険者期間というのは雇用保険を支払っている期間のことでそもそも雇用保険を払っていない人は対象外となります。

【第一条件、該当すればOK】
〇離職の日以前2年間に12か月以上の被保険者期間がある。
(自己都合退職の場合はこっち) 
〇倒産、解雇等による離職の場合は離職の日以前1年間に6か月以上の被保険者期間がある。
(会社都合退職なら基本はこっち)

【第二条件、該当したら対象外】
①家事に専念する人
②昼間学生、または昼間学生と同様の状態と認められる人、学業に専念する人
③自営を開始、または自営準備に専念する人(求職活動中に創業準備、検討する人はもらえる可能性あり)
④家事に従事して職業に就くことができない人
⑤次の就職が決まっている人
⑥雇用保険の被保険者とならないような短時間就労のみを希望する人
⑦自分の名義で事業を行っている人
⑧会社の役員等に就任している人(名義だけでもアウト)
⑨就職、就労中の人
⑩パート、アルバイトの人(週20時間以下ならもらえる可能性あり)
⑪退職した会社に就職、離職を繰り返していて、また再就職する人

給付対象でしたか?
ちなみに開業している人は退職1日前に廃業すれば問題ないことが過去の事例からわかっています!

無事給付条件を満足している人は次のステップに進んで給付金額などを見てみましょう!


失業保険の給付金額と給付日数

この項目では給付金額の計算方法、給付期間の説明をします。

とりあえず自分の給付金額と給付期間がわかればいいよ!という方は以下のサイトで計算できるので試してみてください。

失業保険計算:https://keisan.casio.jp/exec/system/1426729546

2年目で退職した私でも満額なら50万円ももらえるようです!
結構もらえるんですね!

ちなみに給付金額の計算は以下で行われます!

(離職前6か月間の賃金合計)÷180×給付率=1日あたりの給付金額

給付率は50~80%で、賃金が安い人ほど高く計算されるようになっています。
まぁどんなに高い賃金の人でも上限がありますが、最低で50%の金額はもらえるということです!

給付日数は年齢や退職理由によって変わって以下のようになります。

〇自己都合退職の場合

〇会社都合退職の場合


自己都合退職か会社都合退職かで非常に変わります!

金額などがわかったので次に給付の流れを見ていきましょう!

失業保険の給付の流れ

失業保険はすぐに給付されるわけではなく、一定期間が空くようになっています。
自己都合退職か会社都合退職かで大きく変わるので、まずはいつ頃給付が開始されるか確認してみましょう!

【給付開始日】
〇自己都合退職
ハローワークで申し込みをしてから7日間待期+3日か月が経過後
(4か月後に振込開始)

〇会社都合退職
ハローワークで申し込みをしてから7日間待期後
(翌月から振込開始)

※7日間待期をして失業していたら給付対象になります(待期期間)

自己都合退職の場合はそれなりに蓄えがある前提なので給付されるのが4か月後と結構遅いです。
自己都合退職で退職を検討していて失業保険を当てにしている人はご注意ください!

では次に給付の流れを見ていきましょう。

【給付の流れ】
①離職

②ハローワークで申し込み(この日から開始!)
 退職後に会社から離職票が届いたらすぐ申し込みへ!

③雇用保険説明会
 後日に半日使って説明会を行います(私は13時~16時でした)

④待期満了
 ハローワークで申し込みをしてから7日間が待期期間となり、この間は給付対象外です。

※⑤給付制限
  自己都合退職の人だけ3か月の給付制限があります。

⑥失業認定
 会社都合退職の人は待期満了後、自己都合退職の人は給付制限終了後に失業していたら失業認定されます。

⑦失業保険給付
 失業認定されたら無事振込です!

⑧随時失業認定チェック
 4週間に1回本当に失業しているか、就活をしているかチェックをするために確認が行われます。
 ここで失業状態でなくなったら給付が終了されます。

⑨就職または支給終了
 就職または満日支給した時点で給付が終了されます。
 

離職

ハローワークで申し込み

雇用保険説明会の参加

待期満了
↓  ↓
↓ 給付制限
↓  ↓
失業認定

基本手当の支払い

4週間毎に失業認定
↓  ↓
↓  就職

支給終了

大体流れはわかりましたか?
結構途中途中でイベントがあって何回もハローワークに行かないといけないんですよね
まぁ正直面倒です!w

今までの説明を見ると遅くに就職した方がたくさんお金がもらえていんじゃないの???って思いますよね。
そうならないためにもきちんと対策されていて、給付前に就職が決まったら再就職手当というのがもらえるようになっているんです!
次は再就職手当の説明をします!


再就職手当

再就職手当は失業保険の給付中または給付前に就職した場合にもらえる手当です。
これをもらうにもいくつか条件があるので確認してみましょう!

【給付条件】
①就職日前日までの残りの給付日数が1/3以上残っている
②雇用期間が1年以上であること
③待期満了後の就職である
④失業認定1か月後までの就職はハローワークの紹介による就職である
⑤退職した会社への就職でないこと
⑥就職日3年以内の就職で再就職手当を受け取っていない
⑦失業保険申し込みの時に内定していたわけでないこと
⑧雇用保険の被保険者要件を満たすこと(委託などは×)

特に注意すべきことは④と⑥ですね!
失業認定されてから1か月まではハローワーク経由の就職でないと再就職手当はもらえません。
1か月以上経つと民間の転職サイト経由などの就職でももらえます!
それに3年以内に再就職手当をもらったことがある人はもらえないので注意しましょう!

【給付金額】
条件にマッチしていれば再就職手当がもらえます!
では自分がどれくらいもらえるか知りたい!という人は給付金額は以下のサイトで計算してみましょう!

再就職手当https://keisan.casio.jp/exec/system/1428974645

ちなみに計算式は以下となります!

失業保険給付金額日額×支給残日数×60%or70%=再就職手当

支給残日数が1/3以上の場合は60%、2/3以上の場合は70%で計算します。
例えば給付日数が90日の場合は残日数30日で60%、60日で70%となります。

私の場合は35万円でした!
いやーこれは助かりますよね

失業保険を使わない手はない!

失業保険と再就職手当どうでしたか?
計算してみると結構もらえますよね!

流れを見ると何回もハローワークに行かないといけないので結構面倒くさいんですけど、数十万のお金がもらえるので絶対に行いましょう!

とにかく申し込みが遅れれば遅れるほど支給が遅くなるので、離職票が届いたら次の日にはハローワークで申し込みを絶対しましょう!

まとめ

失業保険は失業した人が「安定した生活を送りつつ、1日も早く再就職できるようにする」という目的で給付される給付金

給付条件
【第一条件、該当すればOK】
〇離職の日以前2年間に12か月以上の被保険者期間がある。
(自己都合退職の場合はこっち)
〇倒産、解雇等による離職の場合は離職の日以前1年間に6か月以上の被保険者期間がある。
(会社都合退職なら基本はこっち)
【第二条件、該当したら対象外】
①家事に専念する人
②昼間学生、または昼間学生と同様の状態と認められる人、学業に専念する人
③自営を開始、または自営準備に専念する人(求職活動中に創業準備、検討する人はもらえる可能性あり)
④家事に従事して職業に就くことができない人
⑤次の就職が決まっている人
⑥雇用保険の被保険者とならないような短時間就労のみを希望する人
⑦自分の名義で事業を行っている人
⑧会社の役員等に就任している人(名義だけでもアウト)
⑨就職、就労中の人
⑩パート、アルバイトの人(週20時間以下ならもらえる可能性あり)
⑪退職した会社に就職、離職を繰り返していて、また再就職する人

【給付金額】
失業保険計算:https://keisan.casio.jp/exec/system/1426729546

【給付の流れ】
①離職
②ハローワークで申し込み(この日から開始!)
退職後に会社から離職票が届いたらすぐ申し込みへ!
③雇用保険説明会
後日に半日使って説明会を行います(私は13時~16時でした)
④待期満了
ハローワークで申し込みをしてから7日間が待期期間となり、この間は給付対象外です。
※⑤給付制限
自己都合退職の人だけ3か月の給付制限があります。
⑥失業認定
会社都合退職の人は待期満了後、自己都合退職の人は給付制限終了後に失業していたら失業認定されます。
⑦失業保険給付
失業認定されたら無事振込です!
⑧随時失業認定チェック
4週間に1回本当に失業しているか、就活をしているかチェックをするために確認が行われます。
ここで失業状態でなくなったら給付が終了されます。
⑨就職または支給終了
就職または満日支給した時点で給付が終了されます。

再就職手当は失業保険の給付中または給付前に就職した場合にもらえる手当

【給付条件】
①就職日前日までの残りの給付日数が1/3以上残っている
②雇用期間が1年以上であること
③待期満了後の就職である
④失業認定1か月後までの就職はハローワークの紹介による就職である
⑤退職した会社への就職でないこと
⑥就職日3年以内の就職で再就職手当を受け取っていない
⑦失業保険申し込みの時に内定していたわけでないこと
⑧雇用保険の被保険者要件を満たすこと(委託などは×)

【給付金額】
再就職手当https://keisan.casio.jp/exec/system/1428974645

コメント

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