私が勤めていたメーカーの開発の流れについて紹介

就職活動

私はメーカーに勤めていてその中で開発設計部に所属し、試験評価を行っていました。

その経験から開発に向いている人やメリットデメリットなどを以前、紹介しました。

向き不向きが激しい!開発経験者が語る開発職についての解説
メーカーの花形と言えば開発業務です。開発職はもの作りの上流工程であり、開発の仕事で会社の業績が左右するといっても過言ではありません。私は中堅メーカーで1年半ほど開発職に就き、毎日毎日試験評価業務を行っていました。軽い気持ちで開発職を希望しま

今回は具体的に私がどのような仕事をしていたか等を紹介することで具体的なイメージを浮かべられるようにできたらと思います!

私はメーカーで1年間ほど製品開発の部署に所属し、住設系の製品開発に携わっていました!

「なぜやめのか?」
というと配属前と配属後で悪い方のギャップが大きすぎたためです…
配属前に想像していたイメージが全く違っていて、将来性が描けなかったので辞めました。

別に開発自体が嫌だったわけではなく、扱っている製品、技術の将来性に全く興味がわかなかったんです。

開発自体は興味ある製品、技術に携われたら本当に最高だと思いますし、素晴らしい職種であると感じてました。

しかし中々仕事内容も見れないし、情報をオープンにしない部署でもあるのでイメージしずらいのが難点ですよね。
特に就活時に「開発志望です!」と言うと大抵いい顔されないですからねー…
これは開発のイメージが全然できておらず、イメージで開発志望と言っている人が多いので面接官としては「またか…」ってなるんです。

しかしそこで具体的にイメージ出来て、自分の経験がどう活かせるか、どういうキャリアを描きたいかなどを詳しく言えたら確実に採用もらえます!!

もちろん開発と言ってもメーカーや扱っている製品によって大きく変わる部分ではありますが、今回は私の開発経験を1つの参考にイメージしてもらえたらと思います。

 

開発設計部について

メーカーの製品発売までの流れが大体大雑把に以下のような感じです。
企画検討→設計、評価→生産計画→設備導入、改造→生産→販売

開発が担当するのは企画検討、設計、評価の上流部分です。
私が所属していたメーカーの開発は80人規模の部署で「企画チーム(1人)」「設計チーム(25人)」「試験チーム(35人)」「デザインチーム(2人)」「製品フォローチーム(17人)」に分かれていました。

企画チームは営業の要望から製品企画を行うチーム、設計チームは企画を元に製品設計を行うチーム、試験チームは設計された製品のチェックを行うチーム、デザインチームは名前の通り製品のデザインを専門に行うチームです。
製品フォローは主にベテランの人が発売後のフォローであったり、アドバイス、事務作業を行う間接チームでした。

人数の振り分けを見てもらってもわかる通り、設計と試験がメインの部署で、この2つのチームが動かないと部署の仕事が進まないような感じです。
その中で私は試験チームに所属していて、そこで約1年ほど業務を行っていました。


開発設計部のプロジェクトが終わるまでの流れ

部署のメインである設計、試験について、1つのプロジェクトが終わるまでの仕事の流れを紹介します。

大体の場合、「新製品を予定通り発売する」のがプロジェクト内容です。

私の扱っている製品ですと既存品のモデルチェンジで2年程度、フルモデルチェンジで4年ほどかかっていました。
私は既存品のモデルチェンジしか行ったことが無いのでこちらを軸に紹介します!

企画が通り、新製品プロジェクトが始まるとまず大変になるのが設計です。
設計はモデルチェンジなので既存品の図面があり、一部の部品やレイアウト変更を行います。

この部品変更、レイアウト変更を少しでも行うと大部分の図面変更を行わないといけなくなるので大変な事になります。
その変更部分も営業からの要望製造からの要望によって何度も何度も変わり、その度に図面変更、また図面変更を行って毎日パソコンと睨めっこです。

企画後すぐに設計をしたら修正箇所があって、作り終えたのに修正実際に設計をしたら無理があったから修正…を繰り返し繰り返し行います。
それでなんとか一部分の型ができたら金型を発注して見本品を作ってもらいます。

見本品ができたら試験チームの出番です!

部品を変更すればその部品の耐久性、熱や電磁波を発するならば周辺部品に悪影響が無いか、性能や効率に影響がないかなどなど…多くの確認か所ができます。

それらを随時試験でチェックして、想定している結果ができるかを確認します!
この試験では半日で終わるものもあれば3か月以上かかるものもあり、それらを何十と行うのです。

その試験をスケジュール通りに進めていきます。
その間設計は設計変更し終わっていない部分の設計を行います。

「1/5の設計→金型発注→1/5の試験、2/5の設計→金型発注→2/5の試験、3/5の設計」…みたいな感じで進めていくのです!

理想は以上の流れで問題なくスムーズに進むことですが、当然そんなうまくいきません。

試験を行っていると
「想定している性能がでない…」
「レイアウト変更で不具合がでた…」
などなどたくさんの問題が発生するのです。

その度に試験チームは原因探しを行い、原因がわかれば設計チームは修正をします。

このような計画外の出来事も起きるのでまず計画通りに進むことはありません

つまり
「1/5の設計→金型発注→1/5の試験、2/5の設計→金型発注→2/5の試験、3/5の設計」
の各間に問題発生による追加試験、設計変更、それに伴う再試験も行っているんです。

設計変更を行うと、すでに試験でチェックした部分の再試験を行ったり、設計変更しない予定だった部分の設計変更を行う必要が出てきたりなど追加試験も多く発生します。

問題が大ごとであればあるほど多くの設計変更、試験を行う必要が出てくるので計画がどんどんと追い詰められてきっつい事態に発展していきます。

そんなこんなで問題も収束して設計を5/5終え、試験も5/5終えればプロジェクトは終了、無事製品発売を行えるという流れです。


開発を経験しての感想

私が試験を行う中で「やったぜ!」と思った時はやはり予定通り試験が終わった時です。
これが唯一のやりがいでしたね…

逆に辛かった時は問題発生した時です。
一番最悪だったのは製品発売3か月前で大きな問題を見つかり、大きな変更をしないといけなくなった時です。
それによって多くの項目が再試験となり、時間もない中で行う必要があったのでとても焦りました…

まぁなんとか終わらせましたが大変でしたね

私の場合は製品や技術に対してさほど興味が持てなかったのですが、もし興味がある製品や技術に携われるならばスキルアップのチャンスがあるので非常にやりがいも感じられるんだろうなぁと思います。

問題が発生したら「やばい…」と思わずに「チャンスだ!」と思えるくらいの人が良いのだろうなーと思います。

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